カジュアル着物CASUAL
小紋
全体に柄があり、小さな紋様(小紋)が型染めされていることからその名があります。
基本的にはおしゃれ着として、デート、ショッピング、観劇、お稽古事や軽いパーティーなど、正式礼装を着る必要のないシーンでおしゃれをしたい時にちょうど良いお着物です。但し、柄によってはフォーマルな場所にも着用できる格調の高い物もあります。
紬
紬とは糸の段階で様々な色に染められ、染め上がった糸を組み合わせて織り上げた着物のことです。
昔は日常着として使っていたため、その土地その土地の風土に合った特産品としての紬が全国にあり、“国の数だけある着物”と言われます。生地は丈夫で着やすく、ジーンズのように気軽に着ていただけるおしゃれな街着です。古くなった紬は洗い、仕立て直しをする と新品同様になることから、「リユース(再利用)」な環境にやさしいお着物としても注目されています。
木綿の着物
素朴で温もりのあるやさしい風合いが魅力のカジュアルなお着物です。通常は単衣で仕立てるのですが、6月や9月に着なければならないといった堅苦しいルールに縛られず気楽に着られることや、普段着ですので、お手入れが簡単で比較的安価で手に入れ ることができる“ユーザーフレンドリー” なお着物です。
浴衣
夏のおしゃれの定番とも言える浴衣は、古典的な藍染めの柄からカラフルでモダンな柄まで様々な物があります。
近年は素材も綿だけでなく、ポリエステルや着心地を追求した“新素材”など多様性に富んでいます。
花火大会や盆踊りなどの夏のイベントはもとより、レストランやテーマパーク、スポーツの試合など夏に浴衣を着用して入場すると特典が有るケースも多く、都市部の夏の外出着として定着しています。民族衣装としてお土産等で外国人にも人気があり、そしてもちろん日本人にも愛され続ける伝統文化の一つです。